太陽の国スペイン
ピレネー山脈を挟んで北にフランスと、ジブラルタル海峡を挟んで南にモロッコと接する国がスペインです。
土地柄、さまざまな民族が長い歴史のなかで混じり合い、スペインの発展にさまざまな影響を与えてきました。
そのため、同じスペインでも地方によってかなり個性が違っているのが特徴です。
また、南部は年間を通じて温暖な気候で「太陽の国」という呼び名の由来を感じることができます。
スペインといえば、芸術でも有名な国です。
世界的に有名な芸術家もピカソを始め多数輩出していますし、サグラダファミリアなどの個性的な建築も多数あります。
また、独特な文化も有名で、フラメンコや闘牛などには情熱的な国民性がよくうかがえるのではないでしょうか。
一方、国民性としては家族愛が強いのも特徴です。
個人の自由を尊重するお国柄ですが、何よりも家族が優先されると言っても過言ではないでしょう。
自由な働き方を求めてワーホリ制度を利用するに人には、ぴったりな国だと思います。
スペインといえば料理も有名です。
海産物がいっぱいのパエリアは広く知られていますが、オリーブオイルをたっぷり使ったアヒージョも、ここ最近日本でも人気が高まっています。
また、「Bar」と書いて「バル」と読む飲食店が多いです。
食事とお酒を楽しむのにぴったりなお店ですので、滞在中はぜひ訪れてみてください。
また、スペインで働くなら知っておきたいのが「シエスタ」です。
シエスタとは午後の長い昼休みのことで、通常、昼食後1~2時間ぐらい休みます。
スペインではシエスタが完全に習慣として根付いているので、タイミングを誤るとどこのお店も閉まっているなんてことになるので注意してください。
なお、スペインでも地域によっては英語が伝わりますが、やはり働くならスペイン語がある程度できた方がよいでしょう。
スペインのワーホリビザ
スペイン政府と日本政府との協定により、条件を満たした日本国民にはワーキングホリデービザが発給されることが決まっています。
このビザを受けると、スペインに入国から1年の間、滞在に必要な資金を得るために働くことが可能です。
ただし、スペインのワーホリの場合、年間に発給するビザには上限があります。
例年は年間500人が上限ですので、申請の際には必ず確認するようにしてください。
ビザの申請は、必ず本人がスペイン大使館に出頭して申請書類を提出する必要があります。
また、ビザの発給があった時は通知を受けて1か月以内に本人が受け取りに行かなければなりません。
なお、ビザを申請したのに否決された場合もそのことが本人に通知されるようになっています。
もし異議があるのなら、その通知から1か月以内にスペイン大使館に、もしくは2か月以内にマドリッド高等裁判所に異議申し立てを行ってください。