ワーホリのための基礎知識
ワーキングホリデーは、各国の若者たちの交流制度として作られたものです。年齢制限は18歳から30歳まで、一生に一度しかこの制度を利用することができませんが、1年から2年間と長期滞在できるのが魅力です。
つまり、ワーキングホリデーは、旅行用ビザとしての役割をもつものです。
大まかな概要としては、長期滞在による滞在費を稼ぐ為の就労も可能としているわけです。
また、ワーホリは、当事国同士の2国間の協定であり、どの国でも有効というわけではありません。
最近の傾向としては、外国人ワーキングホリデーを試用期間として採用し、本採用に進むための準備期間として見る企業もあるようです。
ワーホリで必要となる英語力は ?
現在、日本とのワーキングホリデー協定を持つ国は、2020年現在で世界でおよそ26カ国に及びます。
こうしたワーホリ可能国を見ると、共通しているのが英会話ができれば、生活面でほぼ問題ないというところです。
ただ、そこで気になってくるのが、ワーホリで必要となる英語力がどのくらい必要なのかという点です。
学生の方ならご存じのように、英語力の指標にTOEICというものがあります。
このトーイックは、国際コミュニケーション英語能力テストの事で、最高得点が990点そのうち600点程度の英語力があれば及第点とされています。
トーイックは、英語によるコミュニケーションと、ビジネス能力を検定するための試験として行われています。
英語ができなくても仕事はできる ?
ワーホリのためには、TOEICで600点程度の英語力が必要だということがわかりました。しかし、点数だけ示しても、いまいち分かりにくいという方の為に、点数による英語力レベルをご紹介しておきましょう。
・上級レベル:TOEIC 850点~990点 (Advanced)
・中上級レベル:TOEIC 750点~850点 (Upper-intermediate)
・中級レベル:TOEIC 650点~750点(Intermediate)
・中下級レベル:TOEIC 450点~600点(Pre-intermediate)
・初級レベル:TOEIC 200点~450点(Elemntary)
・超初級レベル:TOEIC 5点~200点(Beginner)
コミュニケーションを図る上で、英会話は必要となってきますが、英語力に難がある超初級レベルの方でも、会話を必要としない仕事や日本人レストランなど、職場をチョイスするといった方法もあります。
ワーホリ前の語学留学も視野に入れよう
ワーホリに、魅力を感じる方は多いと思いますが、そこでネックとなるのが語学力に自信が持てないことです。基本的にワーホリは、制度上1カ国につき1年の制限がつくことが多いため、ワーホリを充実させるためには、やはり英会話による語学力は必須条件と言えるでしょう。
そこで、ワーホリ前の語学留学も、視野に入れて検討されてみてはいかがでしょう。語学留学は、ワーホリとは異なり、効率良く語学を習得することに適しているからです。留学については、専門のエージェントを利用するとよいでしょう。