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チェコのワーホリ事情

美しい街並みのチェコ

チェコは、ドイツ、オーストリア、スロバキア、ポーランドに周囲を囲まれるヨーロッパの中央に位置する国です。
西のドイツとの境界から東側のスロバキアまで、広大なボヘミア高原が広がっています。
地形はさまざまな変化にあふれ、「ボヘミアの森」と言われる森林も見ものです。

チェコの首都は、「北のローマ」や「ヨーロッパの魔法の都」などと呼ばれるプラハです。
その名のとおり非常に美しい街並みで、まるで中世ヨーロッパの世界がそのまま残っているような印象を受けます。
これまでいろんな国に行ったなかで「どこがいちばん美しかったか」と問われたら、僕ならプラハと答えるかもしれません。
そのぐらい美しくて魅力的な町なので、プラハ以外の都市で働くとしてもぜひ一度は訪れることをおすすめします。

チェコの名産といえばボヘミアガラスが有名ですが、ビールもとても有名なことをご存じでしょうか。
実はチェコ人ほどビール好きな人はいないほどで、実際ビールの年間消費量もチェコが世界で1位です。
国内にはビール工場が非常にたくさんあり、水やコーラよりビールの方が安く売っています。
ビール好きならぜひ味わってみてください。

また、チェコにはハンガリーの文化の影響も見られます。
もともとチェコはハンガリーの一部だったことがあるためです。
また、1992年までは東側のスロバキアと「チェコスロバキア連邦共和国」として統合されていました。
チェコとスロバキアに分かれた今も、お互いハンガリーの影響を色濃く残しています。

チェコの気候ですが、日本のように四季があります。
梅雨はありませんが、夏場は30℃以上になることは珍しくありません。
冬は日本よりやや寒く雪も積もりますが、花見や紅葉狩りなど春や秋には日本と同じような楽しみ方ができます。

なお、チェコではチェコ語が公用語ですが、長らくスロバキアと統合されていたこともあってスロバキア語ともよく似ています。
また、首都プラハではほとんどの人が英語を話せるそうです。
ただし、それ以外の地域では英語が通じないところも少なくないので、ワーホリ先によってはチェコ語がある程度できた方がよいでしょう。

チェコのワーホリビザ

2018年から、ワーホリ制度を利用してチェコで働けるようになっています。
ワーホリ制度を利用するには長期ビザの申請が必要で、ビザを発給してもらうには基本的にチェコ大使館の窓口で本人が申請することになっています。
本人が窓口に行けない事情がある場合、郵送での申請も可能です。
それでも、本人と直接面接を求められることがあります。

ビザの申請には滞在期間より3か月以上の残存期間のあるパスポート、写真2枚、現地で1か月以上暮らせるだけの資金があることの証明書、および、旅行保険の加入証明が必要です。
また、犯罪者でないことを証明するための「犯罪歴証明書」も提出する必要があります。