語学留学先選びは人に任せないこと
留学先を選ぶ時によく友達などに「どこがいいと思う?」なんて聞いている人もいるし、親御さんがその国がいいといって決める学生さんも多いと思います。
でも留学は目的意識を持っていないと現地でつらいと思うこともあるし、継続できない人も出てくるのです。
自分が何をしに留学したいのか、どんな目的を持っているか明確になっていれば、頑張ろうと思えるし、困難なことがあっても乗り越えようと思えます。
語学留学先を決める時に重要なことは目的を明確にするということです。
語学を学ぶために行く留学でも、大学進学のためにステップアップするものなのか、それともビジネスに活かせる英語力を身に着けたいのか、それによって行く学校も苦にも違ってきます。
目的が明確になると留学のコース、その国なども決めることができるはずです。
国、地域を決めること
アメリカ留学はとても人気がありますが、その他、イギリスも人気があります。
最近はオセアニア地域の留学も注目されていますが、人気があるから、注目されているからという理由ではなく、その国に自分が求める学びが本当にあるかどうかが重要です。
国によって英語のアクセントがネイティブと全く違うこともありますし、学校についてもシステム、費用、さらに生活にかかる費用も違います。
自分がどのように暮らしていきたいのかということも、考えるべきことです。
例えば不便でも日本とは違う雄大な景色を堪能できるところがいい、のんびり勉強できる環境が欲しいという人もいれば、都会的なところで暮らしたいという希望を持っている人もいます。
どのような環境でどんなふうに語学留学したいのか、これも、留学先選びにとても重要なこととなるのです。
予算はとても重要な事
国、地域によって留学費用はかなり違いがあります。
アメリカ留学でも州が違うことによってかかる費用がかなり違うこともあるのです。
そのため、留学費用にどのくらい利用できるのかということも理解が必要となります。
自分のライフスタイルに合っている事、できるだけ生活にストレスがかからないことなども重要ですが、予算があまりにもキツキツ状態で生活が苦しいということではせっかくの留学体験も楽しいものではなくなるのです。
もちろん語学留学という目的があるので、勉強が主体となることは当然ですが、その中でも、現地での生活を理解し、様々な文化に触れるための体験ができるようでなくては、留学は息の詰まる苦しいイメージになってしまいます。
学校の運用形態を理解する事も重要
どこの学校に行くのかという選択ですが、学校によって運用形態が大きく違います。
大きく分けると2つに分別できますが、大学付属英語学校の場合には、公立、私立の運営が一般的です。
こうした学校の英語コースは、将来大学に進学することを目的としたコースとなっているので、文法、ライティング、リスニングなど総合的に英語の能力を向上させるカリキュラムとなっています。
もう一つは私立語学学校、キャンパス型と呼ばれるもので、大学のキャンパスの一部を借りて民間運営で行われる語学レッスンが主です。
キャンパスの図書館などの施設を利用する許可をされている事が多いので、現地の学校での生活を感じることができます。
こうしたキャンパス型の場合、短期間の受講が多いので入学する期日やレッスンの数など、色々な面で柔軟です。
このほかに民間経営では都市型と呼ばれるダウンタウン等にある独自の校舎を持って運営しているガッコもあります。
中心地に学校があるので交通面等優れている事が多く、海外からの留学生のほか、現地で働く方も多く学んでいます。
短期間受講者が多く、こちらも柔軟性のあるレッスンとなっている事が特徴です。
こうした学校の違いを理解し、自分の語学留学にどんなところがあっているのか、理解して学校を決めることも重要な事になります。
目的意識を持つこと、また国を決めるときにも情報を収集する事、さらに自分に合った学校を見つけることも語学留学にとって重要なこととなるのです。
親御さんが準備してくれた資金で留学するという場合も、親御さんが決めた場所に行くということではなく、自分が本当に行きたいと思う所、目的にあった場所があるなら、意見を聞いてもらいましょう。
本当に自分が行きたいと思う所に行くのと、親御さんが決めたところに行くのでは、やる気も違ってくると思います。