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フィンランドのワーホリ事情

フィンランドってどんな国?国の紹介

北欧の一角、スウェーデンとロシアの間に位置しているのがフィンランドです。
典型的な「北欧の国」とのイメージが強い一方で、近年では国民の幸福度が非常に高い国として知られる機会も増えています。
SDSNという国連機関が毎年実施している「世界幸福度ランキング」では、2023年まで6年連続でナンバー1に輝いており、なかなか幸福感を味わいにくい環境にある人にとってはうらやましい国でもあります。
ワーホリでの滞在でも、そんな幸福度を味わえる国を心ゆくまで味わうだけでなく、「人間にとって幸福とはなにか?」を学ぶよい機会になるでしょう。

また、フィンランドといえば「ムーミン」を連想する方もいらっしゃるかもしれません。
あの作品に見られるように、森と湖をはじめとした大自然に恵まれた国でもあり、国土の約80%が森林・河川・湖沼で占められています。
日本が国土の約70%が山と森林で占められていると言いますから、それにも増して「大自然の国」と言えます。

面積は日本よりもやや小さいくらいで、人口は約550万人です。
日本よりもはるかに人口密度が低く、約20分の1程度ですから、日本の騒がしい環境から離れたいと感じている人にとって魅力に映るのではないでしょうか。

フィンランドの特徴は?

このように豊かな自然に囲まれ、国民ひとりひとりが幸福感を味わいながら日々の生活を送っているのがフィンランドという国の特徴です。
なお、幸福度だけでなく「社会的支援」や「生き方の自由度」でも高い水準を誇っており、この点からも日本人からすると暮らしやすそうな国の印象を受けます。

公用語はフィンランド語で、非常に独特な難しい言語としても知られており、ワーホリを機会にこの言語を学ぼうと思っている人にはかなりチャレンジになるかもしれません。
ただ、他の北欧諸国と同様に英語教育が進んでいるため、基本的には英語だけでも十分に生活できます。

気になる点は物価が高いことでしょう。
もともと北欧諸国は物価が高いことで知られており、フィンランドも例外ではなく、日本人にとっては高く感じる水準です。
ワーホリでは生活費を確保することも非常に重要なポイントとなってきますから、事前に余裕を持って資金を確保しておくようにしたいものです。
一方で治安はよく、とくに事件に巻き込まれるようなリスクはないでしょう。

フィンランドのワーホリのビザについて

じつはフィンランドとのワーキングホリデー協定は、2023年8月に結ばれたばかりです。
そのため、まだ具体的なビザの申請・発給状況がどうなっているのか把握しにくい面もあります。
気になることがあったら大使館に直接問い合わせるなどの対策も必要でしょう。
基本的なビザ申請のポイントとしては、毎年の発給枠が200人であること、申請時の年齢が18歳以上30歳以下であること、当面の生活に支障がないだけの資金を確保しておくことなどが挙げられます。