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ハンガリーのワーホリ事情

ドナウ川で有名なハンガリー

ハンガリーは、北にスロバキア、西にオーストリアと接する中央ヨーロッパの内陸国です。
周辺に高い山脈がありますが、国土は比較的平らで盆地状態になっています。
また、世界的に有名なドナウ川が国土を貫いており、ドナウ川を境に文化圏が東西に分かれていると言ってもよいでしょう。
ヨーロッパのなかでは温泉でも有名な国です。

ハンガリーは日本と同じく春夏秋冬の四季がある国です。
一方、その気候は高い緯度に位置しているため日本と比べてかなり寒く感じるでしょう。
年間の気温は平均10℃前後で、冬は特に冷え込みます。
ただし、気温は低くなるものの、地中海からの風が入ってくるため日本の冬と違って湿度は高めです。

ハンガリーではハンガリー語が公用語で、国民の9割以上がハンガリー語を使っています。
英語は比較的伝わりますが、若者やビジネスマンが中心です。
場所によってはドイツ語の方が通じやすいでしょう。
ワーホリで滞在するにしても、できればハンガリー語かドイツ語はある程度できた方がよいのではないでしょうか。

ハンガリーのワーホリビザ

ハンガリーでワーホリ制度を利用して働くには、ワーキングホリデービザではなく、「Temporary Residence Permit(一時滞在許可証)」を申請する必要があります。
その方法は2つで、まずハンガリーに行く以前、日本でビザを申請する場合ですが、在京ハンガリー大使館にてワーホリを滞在の目的とする一時滞在許可証を受けるためのビザを申請します。
しかし、このビザでワーホリ制度を利用して長期間ハンガリーに滞在できるわけではありません。
このビザは、ハンガリーに行ってから一時滞在許可証に切り替えるまでの間に必要なビザです。
そのため、ハンガリーやその他のシェンゲン協定加盟国に入国したら、30日以内にハンガリー移民局に行って、一時滞在許可証に切り替えるための申請を行う必要があります。

申請には、申請用紙とそれに貼る写真が2枚いります。
ホテルなどしばらく滞在する場所を証明するもの、また、銀行の通帳などハンガリーで生活できるだけの費用があることを証明できるもの、加えて海外旅行保険も必要です。

もう一つの申請方法は、ハンガリーの移民局に直接行って一時滞在許可証を申請する方法です。
現在すでに必要なビザを持っていて、ハンガリーやその他のシェンゲン協定加盟国内にいる場合、直接ハンガリー移民局に行って詳細を尋ねてみてください。
なお、日本国籍の人の場合ハンガリーのワーホリ制度が利用できる年間の人数に上限があります。
2018年の募集枠は200人でしたので、年によってはすでに枠がいっぱいで参加できないこともあることに注意してください。